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研究心と愛国心 [雑感]

 韓国で一部の歴史研究者が徴用工像設置に反対する活動を行っているらしい。彼らの行動の根拠は、戦時中の労働者の大半は強制的に日本へと連行されたのではなく、給与も貰っていて奴隷のような存在でもない、というもので、したがって韓国内で歴史歪曲が行われているゆえのことだからというものである。
 しかし残念ながら、かの国の世間的には、ほぼ無視され、あるいは売国奴だと罵倒されているような有様だという。なので認識の正常化を期待することは難しいのだが、ごく一部でもそのような研究者があちらにもいることは知っておいて良いことであろう。
 ただ、気になった点がふたつある。
 ひとつは上記の FNN PRIME ONLINE の記事、題目中に「ソウルの中心で親日を叫ぶ」とあることだ。親日とは何のことだろうか。彼らが親日か反日か、あるいはどちらでもないのかは知らないが、歴史的事実はこうだから徴用工像設置に反対する、という主張は、方向性はどうあれ事実を土台としている限り研究者として正しい態度である。研究において真実を探り主張することに、本来、親も反もない筈で、結果的に日本側を擁護することになるからといってそれを親日と表現するのは、研究者としての彼らの姿勢を愚弄するものになりかねない。
 そしてもうひとつ気になったのは、同様の研究態度で慰安婦問題を探ってみたらどうだろうかという点である。そういったことがこのような研究者の中で行われているのか、それとも行われていないのか。少なくとも日本国内において、この問題に関しての従来のフェイクはかなり覆されているだけに、何とかなりそうな気もするのだが。
 もはやかの国では信仰の域に達している感のある反日感情に、客観的な検証や史料は届くや否や。

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