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墓穴を掘る [雑感]

 今から五年前の八月に迷惑な勧誘電話についての記事を書いた。それを次に再掲してみる。

 一昨年の夏、(略)電話による墓地セールスが、断っているにもかかわらず何度もかかってきて、「これ以上しつこいと訴えるぞ」とまで声を荒らげたことをここに書いた。同じ会社からの電話がまた来た。もう我慢ならないのではっきり書く。「いしのや」という名の会社だ。拒否しているのにそれを無視して電話をかけてくるのは、もはや犯罪的である。自宅を仕事場としている自分にとっては、営業妨害にも等しい。相手に文句を言ったところ、「もうそちらの番号にはかけないようにします」と謝ったが、その台詞は前回も聞いた。つまり言葉だけであって、そんな措置は少なくとも前回はしていなかったということだ。

 墓地セールスと書いているが、墓石販売がより正確かもしれない。五年前より以前から何度もかかってきているわけで、同じ会社に対して電話越しにブチ切れたのは少なくとも二回である。ただ、そちらにはもうかけない、という二回目の言によって本当に対処を施したのか、以降はかかってくることはなかった。
 しかし、五年間の空白期間を経て、三回目のブチ切れを体験することになる。
 先日の午前十時頃、電話が鳴った。田舎の老父母に関することかと覚悟を固めつつ受話器を取ると、五年ぶりの「いしのや」だった。
 今まで何回かけてきていると思ってるのかとやや抑え気味に詰ると、相手は平然と「私は初めてかけております」という。対個人ではなく対会社で話していることにも関わらず、何という言いぐさかと頭に来て、あんたじゃなくてあんたの会社からということだよ、何度も何度も迷惑なんだ、いい加減にしろと声を荒らげてしまう。相手は謝罪の言葉を口にするが、とくに恐縮するでもなく淡々とした口調であるために、受話器を叩きつけた後も怒りは収まらない。
 七年前および五年前の言葉が嘘だったことは判明している。おそらく単に番号順にかけているので、データから除外するといった作業はできないのだろう。しばらくすればまた、何も知らないバイトの女性が何食わぬ口調でかけてくるかと思われる。
 商売をする上で逆効果、自ら墓穴を掘っていることに気づかないのだろうか。それとも、会社が存続しているからにはこれでも効果を発揮しているのか、謎である。

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