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根無し毒草 [報道]

 抑圧され独立を希求している民族が自らの文化や伝統に対して持っている矜恃は尊重されるが、すでに独立している民族が持つそれの場合は、国粋主義だ排他主義だと批判される。
 このような二重規範、ダブルスタンダードはさまざまな事象に対して、至るところにおいて見られるものだ。相手次第で、主導的とする賛嘆と強権的とする批判、民意だという正当化と数の暴力だという否定に分かれたりする。資産家の政治家を嫌みたらしく見ていたマスコミ人が民主党政権成立初期の頃、こぞって鳩山某のことを育ちがいい品があると持ち上げていたことは記憶に新しいし、最近では天下り斡旋で退職に追い込まれた某前事務次官が政権批判に使えると見るや、後輩の面倒見が良いと手の平を返して持ち上げたりしている。
 相手次第で変わることのない評価が信頼できる客観的な評価であり、そのような判断を下せる人間こそ、いわゆる頭の良い人だろう。そんな人間をマスコミ界や野党に求めることは無理難題だと、今の狂乱ぶりを見ればもはや解りきったことだが、その場しのぎで自分勝手な評価を弄んで国を混乱させる手法が蔓延っている限り、マスコミにも野党にも、そしてこの国にも明るい未来はない。

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