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もし~だとしたら [報道]

「もし~だとしたら、ひどい話だ」「もし~だとしたら、絶対に許さない」という、仮定の話から断定的に非難へと結びつける表現は、ずいぶん以前から掲示板やブログなどでよく見かけられる。だいたいにおいてほんの数行の書き込みだから、仮定にどれだけの説得力があるのか提示されることはなく、結果として仮定に誤りがあっても後に訂正されることも滅多にない。煽りや釣りの類としての面白半分か、もしくは本気の書き込みなら単に知性の足りない子供じみた感情的な物言いだなと気になっていた。
 それがここ数年、大手の新聞テレビ等でも、「もし~だとしたら大問題だ」というフレーズが氾濫しているように思える。政治家が政敵に対してこのような表現によって批判することはよくある。それはそれでまた批判の正当性が証明されない限りは、印象操作を狙っただけの幼稚な悪口に過ぎないもので閉口させられるが、同類の感情的な語り口が大手マスメディアからもなされるというのは、呆れかえるという表現だけでは済まされない状況といえるだろう。
 強いて言えば、呆れるというより恐怖に近い。

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