SSブログ

記事の訂正と追記 [皇室]

 前回の記事に誤りがあったので訂正し、若干の追記をする。なお、その誤りの箇所はすでに書き替えたので、訂正前の箇所をまずは復元して示しておくと、剣璽等承継の儀について「まさに先帝崩御の直後、前回の場合は崩御の二時間後に行われている」という指摘についてである。
 正しくは、崩御の二時間後に今上天皇は承継の儀式のために東宮御所を出発されている、ということになる。細かく書くなら、昭和六十四年一月七日の早朝六時三十三分に昭和天皇が崩御し、七時四十二分に今上天皇は東宮御所に戻られ、八時四十四分に同御所を出発、そして宮中正殿で剣璽等承継の儀が行われたのは十時一分である。
 つまりこの儀式が行われたのは先帝の崩御から三時間半後というのが正しいわけだが、それでもやはり「崩御の直後」と言って間違いはなく、そんな慌ただしい中での儀式における女性皇族の不参列を「排除」と表現する朝日新聞の社説は不適切であろう。もとより現皇室典範では皇位を継承できるのは男子皇族のみとされ、すなわち女性皇族に神器を承継する可能性はない。
 大正天皇が崩御したのは葉山御用邸の附属邸にて静養されていたときだった。お見舞いのため滞在されていた昭和天皇に承継の儀式(当時は「剣璽渡御の儀」という)が執り行われたのだが、当時の侍従によれば「手狭で何の準備もできていない」附属邸であっても、やはり崩御の直後に行われている。このことからも神器承継の儀式の意味や性格を知ることができるはずである。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

神器承継と皇室典範画一的な応援 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。