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差別という差別 [雑感]

 フジテレビの番組で保毛尾田保毛男というキャラを登場させたことについて、批判的な記事がネットに上がっている。昔ならいざ知らず、今のこの御時世に登場させるとは不見識だ、なぜなら同性愛者を茶化したもので差別にほかならないからだという。
 このテレビ局や番組やタレントを擁護するわけではないが、そのような批判は正しいとは思えない。
 これ見よがしに主張した服装や喋りの実際の同性愛者はテレビによく登場し、たいていの場合、笑いを呼ぼうとして番組に使われている。そして当事者の同性愛者たちも、それに乗っかって笑いを提供しているように見える。そんな同性愛者たちがあのキャラをどう感じているのか、聞き取り調査等をした上での批判なのかどうか。
 ホモという言葉が問題だとしても、それを同性愛者とかニューハーフとかに言い換えればいいということではない。「同性愛者(笑)」とすれば簡単に差別的となる、その程度の問題である。
 多少は不快に感じた者も調べれば見つかるだろう。しかし感性は人それぞれだ。多少はいるという程度なら批判の対象とすることはできない。当事者ではない者たちが勝手に怒りを代弁しているというのが現状で、当事者たちの声が広くあがったときに、ようやく批判として成立するものだ。
 フジの社長は謝罪したそうだが、これまでに謝罪すべき案件は他にあった筈だろうに、それらには無視を決め込んで、こんなどうでもよいことだけ対応する。やはり何かがずれている。

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