SSブログ

肯定するものではありません [報道]

 心霊ものやUFO関連の動画を扱ったテレビ番組では、「心霊現象を肯定するものではありません」といったテロップが最近はつけられるようになっている。
 CMでも、トリックや非現実的なシーンの場合、「CM上の演出です」という説明文がわざわざ表示される。わかりきったことだがなあと白けてしまうが、そうしないと文句が寄せられたりするのだろう。
 しかし心霊系の番組の場合、世の中には霊能者や祈祷師として生計を立てている者もいるわけで、番組は彼らの立場を、はっきりと否定はしていないとしても、肯定はしていないわけだ。まあ、公共の機関としてはいたしかたないことかもしれない。
 が、「肯定するわけではない」ことを主張するのは、彼らの思想信条の自由を侵害するとまでは言わないとしても、なにやら胡散臭いものですよと決めつけていることになるのではないか。世の中には霊能者の類の者を詐欺師としか見ていない人も多く、確かに胡散臭い自称霊能者もいるとはいえ犯罪者でない限り、肯定はしませんよといちいち公共機関から評価される筋合いもないような気がする。
 パワースポットブームとやらであちこちの神社のご利益が紹介されても、別に「神霊の存在を肯定するものではありません」とか「ご利益を肯定するものではありません」などとは出ないのは、相手が宗教法人だからで、歴史や組織の有無が問題なのだろう。
 一方で、より公正でなければならない報道において、根拠のない野党側の言い分による疑惑ばかりたれ流すことは大いに批判されるべき事で、もちろん「疑惑を肯定するものではありません」と表示したとしても許されることではないわけだが。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

偏向批判被害者面 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。