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安倍総理叩きとUFO論争 [政治]

 題名に並べた二つの事柄は、一見すると何も関係がないように思えるが、実は面白い共通点がある。以下引用するのは某番組内での発言を要約したものである。発言者は科学ジャーナリストで、時期的に見て政治や報道に対する含みを持たせている意図はない。

(UFO情報を学術的に調査したコンドン委員会が「UFOは存在しない」と結論づけたことに、信じる側の人々は納得せずに反撥したことについて)
「科学は実験や観測のデータを使って研究するのがひとつの方法で、コンドン委員会が検討したのは、それまでに集まったたくさんのUFOの目撃情報だ。しかし目撃情報を後で検証しろといわれても、検証のしようがない。きっちりと検証しても、科学的な検証に値する事例はひとつもなかった。
『ない』ことを証明するのは悪魔の証明という。調べた結果、『こういう現象はありませんでした』といっても、もしかしたら他の条件ではその現象が成り立つかもしれないから、議論は無限に続いていく。したがって科学では『ない』ことを完全に証明することは難しい。
 ある一部の人たちは、UFOを宇宙人の乗り物であるというが、そういう人たちは自分たちでは証拠を持っていない。しかし国や軍は持っているのだから、それを出せと要求している。
 そういう人たちにとっては、『UFOが存在する』という答が出てこない限り納得しない。だからコンドン委員会がいくら真面目にレポートを出しても、必ず批判の対象になる。」

(米大統領直属でUFOの秘密機関とされるMJ-12による文書に偽造の疑いが強いことについて)
「なぜ偽造がおこなわれたのかというと、ロズウェル事件に物証はない。物証がないなら作ればいい、ということだ。呼び水みたいなもので、事件はあったのだから、誰かが本当の証拠を引きずり出してくれる、そのためには少しの嘘は許されるということで作ったのではないか。
 新たに文書が出てきても、今度こそ、という期待を持たせる。ある文書の嘘がばれても、『そこだけ嘘で、本物も混じっている』といえば、もう手が負えない。都市伝説は自己増殖して止まらない。新しい情報は肯定されがちで、簡単に騙されて洗脳されてしまう。」

 問題は、今のマスコミが率先して「UFO信者」側に立っているということだ。
 上記の発言のある番組は再放送だったのだが、その再放送の決定に、上記の発言をくんでの意思が働いていたのなら、少しはマスコミの中にもまともな人がいることが期待できるのだが。

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