モンスターペアレント [教育]
子供向けの漫画やアニメには、「仲間を信じる」というテーマがよく描かれている。たとえその仲間に責められるべき点があっても、主人公は盲目的に仲間を信じ、波乱はあっても結果的に信じたことがハッピーエンドにつながる。
この信じるという行為は仲間に向けられるものであって、もちろん「敵」には向けられない。仲間を信じることで結束がより深まっていく美談として描かれる。
どんな犯罪を犯そうとも、うちの子は悪くない、悪いのは他者なのだと弁護する親は、そんな物語を真に受けているような気がする。漫画やアニメの予定調和の単純な「愛」「友情」「結束」「正義」は、そのまま現実に投影させることは不可能な作り物の理念なのに、現実だと思ってしまう世代が親となっている今、社会や学校を困惑させる狂った親たちが増大しているのではないか。
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