阿修羅展 [宗教]
先週の金曜日の朝、寝床でぼんやりとテレビを聞いていて、阿修羅展があと二日で終わると知る。早速その日の午後、東京国立博物館に行った。雨にもかかわらず人手は多く、入場するまで一時間くらいはかかった。
さてメインの阿修羅像、小ホール中央の台にライトを受けて立っている様は、さながらアイドルスターである。かぶりつきの観客たちは職員による再三の注意にもかかわらず、じっと立ち止まったまま見入っている。おかげで気が削がれ、じっくりと拝観できなかったことは残念だ。
ただ、阿修羅像の左斜めから見上げた、その愁いを帯びた表情と真っ直ぐの視線、そして合掌した腕の様子は、なんとも美しく感じ入った。
欲を言えば、この阿修羅像に限らず仏像の類は美術品としてではなく、信仰の対象として魂の入った像を拝みたいものだ。
さてメインの阿修羅像、小ホール中央の台にライトを受けて立っている様は、さながらアイドルスターである。かぶりつきの観客たちは職員による再三の注意にもかかわらず、じっと立ち止まったまま見入っている。おかげで気が削がれ、じっくりと拝観できなかったことは残念だ。
ただ、阿修羅像の左斜めから見上げた、その愁いを帯びた表情と真っ直ぐの視線、そして合掌した腕の様子は、なんとも美しく感じ入った。
欲を言えば、この阿修羅像に限らず仏像の類は美術品としてではなく、信仰の対象として魂の入った像を拝みたいものだ。
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